睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があると言われています。
この2種類にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の違いや活用法をご紹介します。
「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」
「レム睡眠」とは、体が睡眠状態にあるのに脳が起きている状態を表します。
まぶたを閉じたまま眼球だけがアチコチ動きまわるのが特徴で、「Rapid Eye Movement(急速眼球運動)」を略して「REM(レム)睡眠」と名付けられました。
「ノンレム睡眠」はレム睡眠とは逆で、脳も体と同じく眠っている状態を表します。
眼球は静止したままで、深い眠りに入っています。
金縛りが起きるのはレム睡眠の時
心霊現象として有名な「金縛り」ですが、実はレム睡眠が関係していると言われています。
レム睡眠の時に急に目覚めてしまうと、頭(目)が起きているにも関わらず、体がなかなかついてきません。
これが「霊によって体が縛られている」と勘違いされて、金縛りと呼ばれるようになったようです。
レム睡眠とノンレム睡眠の関係
人の眠りはノンレム睡眠から始まります。
一気に深い眠りに落ちた後、徐々に浅い睡眠へと移行していき、約90分かけてレム睡眠状態になっていきます。
その後も2種類の睡眠状態を90分周期で繰り返し、目覚めが近づくにつれてレム睡眠の割合が増えていくという流れです。
睡眠時間は90分の倍数にすると良い?
ノンレム睡眠の時は脳が深く眠っているので、起こそうとしてもなかなか起きません。
反対にレム睡眠の時は、脳が覚醒している状態なので何か刺激があればすぐ目覚めます。
レム睡眠は90分周期で訪れますので、快適に目覚めたい場合は起床時間(睡眠時間)を90分の倍数で設定すると良いでしょう。
「4時間半」「6時間」といった睡眠時間に設定すると、快適に目覚められる可能性が高くなります。
まとめ
睡眠の質を良くするには、睡眠の種類以外にも「規則正しい生活」「きちんとした食事」など色々な要素が関係しています。
あらゆる面で健康的な生活を意識しながら、睡眠の種類のことも時々考えてみてはいかがでしょうか。